「コストコのベーグルが一番!」
ベーグルファンの間でも、こういう声が聞かれます。
でもコストコって、意外とハードルが高いんですよね。
近くに無い、年会費がかかる、週末に行くと大渋滞になる、目玉商品とそうでないものの差が、、
正直に言って、私もコストコのベーグルは食べたいのですが、コストコ行くためには普通のスーパーの何倍もの時間とエネルギーが必要になるので、行く前に萎えちゃうんです。
そんな私が書くのもどうかとは思うんですが、コストコのベーグルは食べたいけど、時間やエネルギー、年会費をかける価値はあるの?
そう感じている方へのヒントはお伝えできるかと思い、ポイントを纏めてみました。
ここに書かれているポイントをご自身に置き換えてみれば、コストコに行った方が良いかどうかの目途は立てられると思います。
PICK UP
▼ベーグリアン! 通販ベーグルもコストコベーグルもおいしく▼
コストコベーグルは大きくないけど重い
先ずは、コストコのベーグルを紹介します。 このベーグルを見て、「どうしてもこのベーグルが食べたい!」と思うなら、悩むことはありません。コストコに行きましょう。
殆どのコストコ紹介サイトで書かれていることですが、コストコのベーグルはかなり食べ応えがあります。
大きさは一般的なベーグルとあまり変わらないのですが、真ん中の穴が小さい分だけ、生地が肉厚なのです。
この写真は業務スーパーのベーグルとの比較ですが、見た目以上に分量の差は大きいです。
サイズや重さを細かく見てみると、このようになります。
一般のベーグル (業務スーパー) |
コストコ | |
---|---|---|
直 径 | 10㎝ | 11㎝ |
重 さ | 85g | 108g |
1個当たりの値段(税込) | 65円 | 56円 |
重さで見てみると、コストコの方が3割近くも重いんです。
一方で値段は1個56円です。業務スーパーより10円近く安いんです。このギャップもコストコベーグルの魅力ですね。
ちなみに、上の表の値段についてですが、どちらも規格外に安いですよ。一般的なベーグルの日本での値段は、180~250円位です。
さらにこの値段、本場NYよりも安いから驚きです。
今、NYのスーパーでベーグルを買ったら幾らになるのか?
ベーグラーがNYにいた頃によく行ったスーパー「D’Agostino(ダゴスティーノ)」で今売られている価格を調べてみました。
マンハッタンに行ったことがある方なら、このマークを見たことがあるんじゃないでしょうか?
このマークがついたスーパーがダゴスティーノです。
ダゴスティーノが売ってるベーグルがこちら。
1個の値段は99セント(106円くらい)です。コストコの2倍近く、業務スーパーの6割増しです。
量が4.5オンス(128g)あり、コストコのベーグルよりさらに大きいのですが、さすがに2倍の量はありません。つまりコストコや業務スーパーのベーグルは、NYのスーパーのベーグルより安いのです。
コストコベーグルは12種類
コストコベーグルは、全部で12種類ほどありますが、店頭に並ぶのは4~5種類ほどです。
たいてい売られているベーグルが
プレーン、チーズ
不定期に売られるベーグルが
チョコレートチップ、シナモンレーズン、ブルーベリー、ハニーウィート、マルチグレイン、エブリシング、オニオン、セサミ、クランベリー、バンパーニッケル
かなり種類がありますが、その日にどのベーグルが売られているのかは、行ってみないと分かりません。
まあそれが楽しみの一つでもあるんですけどね。
ところで、コストコに行ってみて何種類もベーグルが売られてたら、どう買いたいですか?
色々な種類を少しずつ買いたいと思いません?
ですがコストコのベーグルは6個パックで売られているので、それが出来ないのです。
更に【6個パック2つで680円】という変わった売り方をしているので、最低でも12個買わなければなりません。
そして12個買っても種類は2種類だけです。
もし4種類のベーグルを買いたいなら、4パック買わないといけません。そうするとベーグルは24個です。
さすがアメリカンなスーパーですよね。アメリカ人って、買うんですよね。これくらいは。
でも日本人には多いですよね。
この個数制限がベーグラーの足をますますコストコから遠ざけるんです。
だって、最低個数の12個のうち、6個ぐらいは手間かけて冷凍保存しないといけないので、コストコに行く前には、6個のベーグルが入れられる空きを、予め冷凍庫内に作らないといけないんです。
コストコベーグルは最低12個から、賞味期限は3日
コストコベーグルは最少でも一度に12個を買わなければなりませんが、その消費期限は焼いた日を入れて3日しかありません。
ベーグラーはあまり消費期限を信じてないので、普段はあまりチェックしないのですが、コストコのベーグルだけは必ず確認します。
コストコのベーグルは、消費期限が過ぎると一気にまずくなるからです。
水気が抜けて硬くなり、モサモサするのです。
他の会社のベーグルも、同じように数日で美味しくなくなるので、買う時には数日で食べきれる量だけを買うのですが、コストコは最低でも12個買わないといけません。
これは本当に不便で、お願いだから6個340円で売ってくれないかなと、前々から思っているのですが、それはコストコのポリシー(ホールセールストア)から外れてしまうので、先ず実現しないでしょう。
食べきれない分は冷凍できる
3人家族の我が家の場合、消費期限内に食べられるベーグルは、買った翌日と翌々日の朝食分、せいぜい6個くらいです。
残りの6個はそのままでは消費期限切れになります。
幸いベーグルは、冷凍保存がききますから、残り半分は冷凍保存します。
12個のベーグルを2日で食べきれるお家は、なかなかないと思いますので、殆どの方が冷凍保存されているはずです。
これがなかなかめんどくさい(笑)
冷凍する時は、水分が抜けないようにラップでくるみ、さらに匂い移りしないように、ジップロックなどの密閉容器に入れてから冷凍庫に入れます。
こうすることで、冷凍による水分蒸発と匂い移りが防げます。
水分が抜けてしまうと、全く美味しくないベーグルになりますので、この作業は絶対です。手を抜くと後悔します。
あれだけ時間かけて買いに行ったのに・・・と悲しくなるやら、腹立たしいやら、、、
冷凍保存の儀式は、コストコでベーグルを買う以上、避けて通れません。
ちなみに、この儀式は、買ってきた日にして下さいね。
消費期限ぎりぎりになって冷凍したベーグルは、解凍してもおいしくないですよ。
2日間で食べる分以外は、買ってきた日に全部冷凍です。
ベーグルの解凍は常温解凍
せっかく上手に冷凍しても、解凍に失敗すると、おいしいベーグルは食べられません。
上手に解凍するには、常温解凍が基本です。
だいたい2時間くらいで解凍できますから、朝食にベーグルを食べたいなら、夜のうちに冷凍庫から出しておきましょう。
電子レンジで解凍できない事もありませんが、あまりお勧めしません。
どうしても時間が無いなら、ラップのまま20~30秒温めて下さい。
暖め過ぎるとパサパサになりますので、くれぐれもご注意を。
ベーグルはサンドイッチ用のパン
ベーグリアンが一番不思議なのが、ベーグルをそのまま食べようとする方がいること。
ドーナッツのような形のせいでしょうか? ベーグルを菓子パンのように捉えている方がいます。
ニューヨーカーから見たら、ベーグルをそのまま食べるというのは、食パンをトーストせず、何も付けずに食べるようなものです。
コストコのベーグルはNYベーグルですから、そのまま食べる前提では作られていません。
何かを挟むことを前提に作られています。
ハンバーガーのバウンズのようなものです。
ですから、コストコでベーグルを買うなら、挟むものも一緒に買いましょう。
コストコに行く前にスーパーで買えるベーグルをチェック
コストコにベーグルを買いに行っても、果たして美味しいと感じるかどうか、不安に思ったら先ずNYベーグルを試してみて下さい。
NYベーグルは結構身近にも売られています。コストコに行かなくてもNYベーグルは買えるんです。
成城石井
成城石井では、ジュノエスクベーグルとベーグル&ベーグルを買う事ができます。
ジュノエスクベーグルの方が、オーソドックスなNYベーグルに近い製法で作られているので、NYベーグルを試すなら、ジュノエスクベーグルをおススメします。
業務スーパー
東日本(富山・長野・静岡以東)の業務スーパーでもNYベーグルを買う事が出来ます。
業務スーパーのベーグルは冷凍されていますので、パン売り場ではなく、冷凍品売り場に置かれています。
もともと冷凍されているので、保存に際してラッピングをする必要はありません。そのまま冷凍庫に入れられます。
業務スーパーのベーグルはプレーンのみですが、基本に忠実なレシピで作られているので、お試しには十分使えます。
1個当たり65円という価格も嬉しいですね。
こちらもいかがですか?
カルディコーヒーファーム
世界各地の食材を見つけるのが楽しい、カルディコーヒーファームでもベーグルが買えます。
カルディコーヒーファームのベーグルは、静岡県のバスコフーズが手掛けています。バスコフーズはNYのブルックリンから直接ベーグルを輸入していますので、本場と同じNYベーグルの味を試すことが出来ます。
カルディコーヒーファームは全国に展開していますので、お近くのお店を覗いてみて下さい。
ベーグルの専門店
スーパー以外にも、ベーグルを扱っているお店はたくさんあります。
日本各地のベーグル専門店をマップにまとめていますので、ご近所のお店を探してみて下さい。
(スマホで地図を開くと、スマホ内のマップアプリが自動的に開いてしまい、地図が見られない事があります。その場合には新しいタブで開くようにして頂ければ、見ることが出来ます。)
ベーグルみたいなパンと食べ比べてみる
ベーグルの人気が高くなったことで、「ベーグル=モチモチした丸いパン」というイメージが強くなりました。その結果、ベーグルっぽいパンが増えています。
例えば、Pascoから出ているマイベーグル。
これらのベーグルは、厳密にはNYベーグルとは違います。NYベーグルには卵や牛乳が使われませんが、このようなベーグルには使われています。
タマゴなどを加えることで、NYベーグルよりも生地がしっとりして、甘みのある食べやすいベーグルになりますから、何も挟まなくてもおいしく食べられるのです。
まとめ : コストコベーグルが合うかを見定めるには
これまでにご紹介したように、ベーグルにはオーソドックスなNYベーグルと、アレンジされたベーグルがありますから、先ずはどちらが自分に合うかを確認してみて下さい。
NYベーグル | アレンジされたベーグル |
業務スーパー、ジュノエスク、カルディなど | ベーグル&ベーグル、パスコなど |
成城石井で売られているジュノエスクベーグルや、業務スーパーのベーグルと、パスコのベーグルのような、乳製品を使ったベーグルを食べ比べてみれば、NYベーグルがおいしく感じられるかどうかがハッキリと分かります。
もしもジュノエスクベーグルや、業務スーパーのベーグルの方がおいしいと思うなら、コストコのベーグルもおいしく食べられるでしょう。
パスコのベーグルのような、アレンジされたベーグルの方がおいしいと感じるなら、コストコのベーグルはおススメしません。
それでも本場のベーグルを食べたと思うなら、NYベーグルよりも、モントリオールベーグルの方がおススメです。
モントリオールベーグルは、原料に卵が入っていて、ハチミツ入りのお湯で茹でるので、生地がしとりして甘みがあります。
日本でモントリオールベーグルが買える店は1つしかありませんが、そのお店では通販も行っていますので、一度試してみては如何でしょう。
1個当たりの価格はコストコよりずっと高くなりますが、コストコのような年会費は不要です。
もちろん、NYベーグルがおいしいと感じる方は、ぜひコストコベーグルも試してみて下さい。コストコでの買い物は、多分にエンターテイメント性がありますので、楽しい時間を過ごせると思います。
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