業務スーパーの冷凍ベーグルは、毎日楽しめる名バイプレーヤー

ベーグルが買えるスーパー

業務スーパーのベーグルはアメリカから直接輸入されています。だから冷凍で売られてます。

コストコのように焼き立てではないですが、自宅のトーストで少し焼くことで、ベーグルが焼きあがると思わせる、なかなか考えた作りをしています。

1パックは6個入りで、1個当たりにすると60円。コストコほどではありませんが、殆どのベーグルが180円位することを考えると、十分お得ですよ。

業務スーパーに行くと、ベーグルに挟んだらおいしそうな食材もたくさん売っているので、アイデアも膨らみます。

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NYベーグルとは?

ベーグルは東ヨーロッパ発祥のパンですが、今ではアメリカのニューヨークが中心です。

第二次大戦中に、ヨーロッパで迫害されたユダヤ人が大西洋を渡り、NYに住み始めたことで、NYにベーグルが伝わったのですが、人気となったのは1970年代以降です。

ベーグルの製法は普通のパンとは少し違い、発酵をあまりさせません。 だからフカフカにはなりません。

それどころか、焼く前にゆでて、表面をギュッと締めてしまい、わざとフカフカにならないように作っています。

「パンはフカフカがおいしい」と思っている方には、信じられない作り方でしょうが、身が締まっていることで、小麦の味がダイレクトに分かり、結構おいしんです。

一度試してみて下さい。

ベーグルの栄養素とカロリー

ベーグルはダイエットに良いと言われますが、実はカロリーは決して低くありません。

でもカロリー以外の面では、ダイエットに良いパンなんです。

なによりも、脂質がとても低いのです。これは材料に卵、牛乳、バターなどの動物性脂肪が全く使われていないからです。

材料の殆どが小麦なので、たんぱく質の分量が多くなっています。

その量は実に重さの1割!

ベーグルはダイエット食の条件である、高たんぱく低脂肪食なんです。

 

それに加えて、GI値が低いことにも注目してください。

GI値とは、食べた時の血糖値の上がり方を示した数値です。GI値が高いという事は、食べたら直ぐに血糖値が上がるということです。

この血糖値が急に上がるというのが厄介で、体が急な血糖値上昇に反応して、食べた物を直ぐに脂肪に変えて、体に蓄えようとしてしまうんです。

逆にGI値が低い食材だと、血糖値が上がり難いので、体も栄養素を脂肪に変えようとはしなくなります。

ベーグルは、食パンや白米よりもGI値が低く、食べても脂肪に変わり難いのです。

 

つまりベーグルはカロリーは高いものの、食べても脂肪に変わり難いのです。さらに脂質がほとんど入っていない。

だからダイエットに効くんです。

 

このようなパンを、結構志向が強い、ニューヨーカーが放っておくはずがありません。

ベーグルがNYで注目されたのは当然だと思います。

消費期限を過ぎると、味が一気に落ちる

こんなヘルシーなベーグルにも、欠点があります。

ちょっと乾燥すると、すぐにカチカチ・パサパサになるんです。

もともと生地が詰まっていて、弾力があまり無いので、水分が抜けると一気に硬くなります。普通のパンよりも硬くなりやすいんです。

菓子パンの中には、1週間たっても硬くならないパンもありますが、得体のしれない添加物が入っていないパンの消費期限は2日くらいです。焼いてから2日くらいたつと、しっとり感が無くなり、おいしく感じなくなります。

ベーグルも同じで、2日くらいすると、パサパサになってきますが、パサパサの進み方が他のパンよりもずっと早く、味の落ち方も急です。

普通のパンは水分の他に、油分も入っています。油分は蒸発しないので、水分が抜けても油分がしっとり感を残してくれるのですが、ベーグルは材料に油分が含まれていないので、水分が抜けると本当にパサパサ(むしろバリバリ)になります。

ですから、消費期限は守った方が良いですよ。

ベーグルの消費期限を延ばす方法

消費期限2日で急激に味が落ちるベーグルですが、冷凍保存すれば消費期限を延ばせます。

ベーグルは身が詰まっているので、普通のパンよりよりも冷凍がしやすいのです。

柔らかいパンを冷凍すると、解凍しても柔らかさは戻りませんし、パサパサ感もひどいものですがベーグルは上手に解凍すれば、かなりのレベルまで復元できます。

業務スーパーのベーグルが冷凍で売られているのは、ベーグルが冷凍に向くという特徴を生かしているんです。

業務スーパーのベーグルのかしこい食べ方

そんな業務スーパーのベーグルを、美味しくする解凍方法をお教えしましょう。

ベーグラーがおススメする解凍方法は2つ。

どちらでも好きな方を試してみて下さい。

モチモチなベーグルを食べたいなら

まず、ベーグル特有のモチモチ感を楽しみい時の解凍方法です。

業務スーパーベーグルの袋に書いていある方法が、そのままモチモチベーグルにする方法です。

  • 予熱したオーブントースター(1300w)に凍ったままのベーグルを入れて、薄いキツネ色になるまで約2分焼く。
  • スイッチを切った後も、そのまま庫内に置き、余熱で4分温める

この方法で温めると、焼き立てのおいしさになりますよ。

ベーグルをサクッサクッと食べたいなら

次に、ベーグルをサクサクとした食感にしたいときの焼き方です。

  • 凍ったままのベーグルを電子レンジに入れ、2分(600w)温める
  • ベーグルを取り出し、水平にスライスする
  • オーブントースターで、薄いキツネ色が付くまで焼く(片面焼きの場合には、切った面を焼く)

こうすると、サクサクとした食感のベーグルになります。

 

ベーグルの味は。。。

肝心なベーグルの味ですが、はっきり言って、リッチさはありません。

バターロールや高級食パンのように、何も付けないで食べても、口の中にリッチな甘みが広まるようなおいしさはベーグルにはありません

理由は簡単。材料にバターや牛乳が入っていないからです。

ベーグルのおいしさは、バターや牛乳が生み出す、しっとり感や甘味ではなく、小麦粉そのもののおいしさです。

素朴なおいしさとでも言いますか、とても控えめです。「ほのかに甘い」程度です。

しかしその分、食べ飽きませんし、何を挟んでもおいしく食べることが出来ます。

ベーグラーはベーグルは主役ではなく、脇役だと思っています。

挟むものを一層美味しくする、名脇役ですね。

 

ベーグルの真骨頂 【ベーグルサンド】

名バイプレーヤーであるベーグルが最も魅力を発揮するのは、ベーグルサンド。

本当に何を挟んでもおいしく食べられるのですが、いくつかヒントをお教えしますね。

 

先ずはベーシックな、サーモンサンド

サーモン、オニオン、クリームチーズ、オリーブ、ベビーリーフが載ったベーグル

スモークサーモンとクリームチーズをベースに、お好みで野菜やピクルスを挟みます。

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次は、オーソドックスな、ベーコンとスクランブルエッグを使ったサンド。

ベーグルに挟むときには、普段より少し濃い味に作るとおいしくなります。

ごぼうサラダなんかも、かなり合いますよ。

ごぼうサラダとビアソーセージを挟んだベーグルの画像

生ハムなんかもおススメです。

生ハムとオリーブを載せたベーグルサンド

 

ベーグルは本当に何を挟んでも、そこそこの味にはなります。

最初は前の晩の残りを挟むところから始めてみるのがおススメです。

カツなどの肉料理はもちろん、きんぴらごぼうなんかでも大丈夫です。

吉祥寺 プリュスカフェの五目きんぴらサンド

出来るだけ、しっかり味が付いたものを挟んでみて下さい。薄味の食材を挟むと、ちょっと物足りない味になります。

ベーグルは淡白なので、挟むものの味を邪魔しませんから、濃い味の具を挟んでも、味がケンカすることはありません。

 

コストコベーグルとの違い

参考までに、ベーグルで有名なコストコとの違いをお教えします。

コストコでは焼き立てのベーグルを出しているので、やはり味はコストコが勝ります。また、1個の分量も多いので、お得感があります。

これはベーグリアンの推測なのですが、業務スーパーのベーグルは完全に焼きあがる前の状態で、冷凍しているように感じます。

これは2つのベーグルの色を比べると良く分かります。

コストコのベーグルと業務スーパーのベーグルの比較写真。コストコは全体がきつね色になっているが、業務スーパーのものは白い部分がかなり残っている。

つまりコストコのベーグルは、買った時が一番おいしい時で、業務スーパーのベーグルは、家で焼いた時が一番おいしい時になるように作られているのだと思うのです。

 

買いやすさは業務スーパーの方が圧倒的に勝ります。

コストコのベーグルは6個入り×2パックで680円と言う、良く分からない売り方をしています。

まあ、アメリカに住んでいた身としては、理解できますけど。

牛乳ですらガロン(3.8リットル)で売ってるので、、、

牛乳だけ買って4㎏ですよ! 米じゃないっての、、、、それ以外には何も買えない、、、NY生活では苦労しました、、、

そんなアメリカ発祥のコストコですから、12個セットは決して変でも何でもないんです。

しかし日本人にとっては、、、

6人家族とかなら朝食2回で消費期限前に食べきれますけどね。

 

その点で業務スーパーは6個パック。

それに、もともと冷凍されているので、かなり助かります。

便利さでは業務スーパーに軍配を上げたいと思います。

業務スーパーで買える、挟むとおいしいもの

先ほどはベーグルサンドのヒントを挙げてみましたが、業務スーパーに行ったら挟むものもチェックして下さい。

もともと業務スーパーには焼くだけとか、揚げるだけで食べられる食材が多いのですが、それに加えて海外からの輸入食材も豊富なので、ベーグルに挟むとおいしそうな食材がたくさん見つかります。

例えば「スモークサーモン」

例えば「ビアソーセージ」

例えば「ごぼうサラダ」

業務スーパーのごぼうサラダ

忘れちゃいけない「クリームチーズ」

クリームチーズ

たっぷりと載せたい「アボカドディップ」

ワカモレ(アボカドディップ)

スイーツに合いそうな「チェリー入りミックスベリー」

ピザのように食べられる「サンドライドトマトスプレッド」

地中海風な味が病みつきになる「オリーブブルスケッタ」

味だけでなく色合いも映える「パプリカ」

イタリアの味わい「ペストジェノベーゼ」

子供から大人までみんな好きになる「トマトブルスケッタ」

トマトブルスケッタ

これは食べ過ぎに注意「オーガニック ブルーベリージャム」

その他にもまだまだ見つかりますよ。

 

ベーグルに何を挟むかは、あなた次第。

自分だけの美味しい食べ方を見つけて下さい。

そんなチャレンジも、身近にある業務スーパーで1個60円のベーグルなら、手軽に実現できますから。

 

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