ベーグルには、NY(ニューヨーク)ベーグルとモントリオール・ベーグルがあるのを知ってますか?
日本で売られているベーグルは、全てNYベーグルです。
ポコベーグルを除いては、、、
モントリオールベーグルってなに?
モントリオールベーグルは、殆ど知られていません。
日本で売られているベーグルは、NYベーグル。
NYベーグルとモントリオールベーグルは、材料と茹で方が違います。
その違いを纏めてみました。
NYベーグルの生地には塩が入っていますが、モントリオールベーグルには入っていません。その代わりに、たまごが加えられます。
また、茹でる時もハチミツ入りのお湯で茹でられます。
生地に塩が入らずに卵が入って、茹でる時にハチミツが加わる。
これだけでも、しっとりした、コクと甘みがあるベーグルが想像できませんか?
モントリオール式の方がオリジナル?
実はモントリオールベーグルの方が、NYベーグルよりもオリジナルのベーグルに近いのです。
こちらが、ポーランドのクラクフでしか食べられない、ベーグルの原形、オブヴァジャネック。
モントリオールベーグルは、オブヴァジャネックに形が似ています。また、オブヴァジャネックの生地には、バターが加えられています。
このことからも、動物性脂肪を全く加えないNYベーグルよりも、たまごを加えるモントリオールベーグルの方が、原形に近いと言えます。
モントリオールベーグルとNYベーグルを比べてみると、、、
それでは、モントリオールベーグルとNYベーグルを比べてみましょう。
まず目を引くのは、穴の大きさです。
モントリオールベーグルの方が、穴が大きいのです。
ベーグルの厚さはあまり変わりません。
手で押してみると、モントリオールベーグルの方が、柔らかく焼きあがっているのが分かります。
モントリオールベーグル専門店 ・ ポコベーグルの場所
日本ではあまりお目にかかれない、モントリオールベーグル。
その専門店がポコベーグルカフェです。
ポコベーグルカフェは、御成門駅3番出口か、汐留駅8番出口から徒歩6分の所にあります。
新橋駅、浜松町駅、大門駅からも徒歩10分位です。
新橋駅は東京駅から2駅なので、東京在住ではない方も、近くにお越しの際には、少し足を延ばしてみては如何でしょう?
ポコベーグルは、都会のオアシスのよう
ポコベーグルの入り口は、大通り(第一京浜)の角を曲がった、路地裏にあります。
この角を入ります。
入り口横には、マスコットのポコが、、
この看板、お店の雰囲気をよく表しています。
店内も、白とレンガ色を基調とした、いい雰囲気なんです。
決して広い店ではありませんが、天井が高いので、圧迫感がありません。
壁にかかっているやさしい絵も、気分を和らげてくれます。
とても、ビジネス街の真ん中、第一京浜の脇に建っているとは思えない、都会のオアシス的なお店です。
さらにベーグラーが感心したのは、お店がとても清潔なこと。
飲食店が清潔だなんて、当たり前だと思うでしょう。
でも、ポコベーグルの清潔さは群を抜いています。
グラスだけでなく、テーブルも、壁も、、、、
どこもかしこもキレイで、とても清潔で居心地ちが良いのです。
内装の色使いの影響もあるのでしょうが、これだけ天井が高い店を、こんな風に保てる店主は、お店を心から大切にしているんだと感じました。
席は、ソファ席が2人分、4人がけのテーブル席が1つ、カウンター席が3つありました。
ポコベーグルのベーグルサンド
今回頂いたのは、シーズンメニューのチキンジンジャーサンド。
モントリオールベーグルは、プレーンよりもセサミの方が一般的だそうです。
ドリンクは、ポコベーグルオリジナルの紅茶”モントリオール”。
メープルシュガーとメープルヨーグルトで、味付けされたフレイバーティーです。
サンドイッチには、ベーグルのスライスが添えられていました。
PBの文字は、チョコレートで書かれていますので、食前に食べるよりも、ちょっとした口直しや、食後に紅茶と一緒に食べるほうがおススメです。
サンドを開いてみて少し驚き。チキンがとても肉厚です。
このチキン、ジンジャーの味がしっかりついていて、食べていて体がポカポカ暖まってきます。
乗せられている、トマトソースとチーズの味も、とてもナチュラルで、キチンとした材料を使っているのが良く分かります。
変に濃い味ではないのが◎。
良くあるじゃないですか、無意味に塩気が多い味付けって。
確かに濃い味は満腹にはなるんですが、おいしいかと言われると、ちょっと、、、
その点、ポコベーグルの味付けは、ちゃんとしてます。丁寧です。
トマトはトマト、チキンはチキン、チーズはチーズ。
それぞれの味がちゃんとわかります。
モントリオールベーグルの味は、、、?
さて、ベーグルの味です。
今までに食べた事がない味です。
NYベーグルに比べて薄いせいか、モチモチ感はあまりありません。
表面も硬くありません。
正直、どう表現すべきか迷うのですが、食べていてプレッツェルを思い出しました。
プレッツェルって、食事にも出来るし、おやつにもなりますよね。
モントリオールベーグルも同じで、食事でも、スナックでも、
どちらでも美味しく食べられるような印象を受けます。
もちろん、味は全然違います。
そもそもモントリオールベーグルには塩が入ってないので、
プレッツェルのように塩気は有りません。
それどころか、ほんのりと蜂蜜の甘みや香りも楽しめます。
食べた後には、はちみつの甘みが口の中に残ります。それが何とも言えず、イイのです。
NYベーグルよりも明らかに日本人向きの味です。
もしモントリオールベーグルが、スタンダードベーグルとして日本に紹介されていたら、
今頃は殆どのパン屋で、ベーグルが売られていただろうと思えるのです。
NYベーグルとは全く違います。NYベーグルとモントリオールベーグルは、単なるベーグルの種類ではなく、全く違うジャンルのパンです。
この味は、体験しないと分からないので、是非食べてみて下さい。
ハチミツの虜?
モントリオールベーグル。
今回初めて食べましたが、衝撃でした。
食後に口の中に残るハチミツの甘みが、とても上品でした。
不思議なんです。
あんなにしっかり味が付いた、ジンジャーチキンを食べたのに、
食後に紅茶も飲んだのに、
口の中に残ったのは、ハチミツの甘みでした。
そのハチミツの味のように、
モントリオールベーグルもポコベーグルカフェも、
気持ちを和らげてくれる、良い時間を提供してくれます。
一度足を向けてみては如何でしょう?
住所 : 東京都港区東新橋2-10-7
営業時間 : 火曜~金曜 午前11:00-午後4:00
第2・4土曜日 午前8:00-午後2:00
定休日 : 月曜・第1・3土曜、日曜、祝日
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