ケポベーグルズは「とにかくベーグルが好きでしょうがない」女性が開いたお店です。
これまでにもNHKはじめ、多くのメディアで取り上げられた有名店です。
お伺いしたのは、平日のお昼時。
何人かの女性が、ベーグルを食べながら心地よさそうな時間を過ごしているのが印象的なお店でした。
ケポベーグルズとは
ケポとはNYベーグルをこよなく愛するオーナー、山内優希子さんのニックネーム。愛されキャラなんでしょうね。
その山内さんが、NYで出会ったのがベーグル。
ベーグルが人々の支えになっていると感じ、「自分も人の支えになるようなベーグルを作りたい!」という一心で、会社を辞め、ベーグルのお店を開きました。
ケポベーグルズの場所
ケポベーグルは開店以来、東京の世田谷区上北沢にあります。一度移転をしていますが、最寄り駅は京王線・上北沢駅のままです。
上北沢駅の周辺は、とても道が狭く、車でのアクセスはあまり良くありません。
幸いケポベーグルズは片道2車線の国道20号線(甲州街道)からすぐの所にあるので、近隣に何カ所かコインパーキングがありますから、車で行く際には、そちらを使うと良いでしょう。
電車で行くなら、上北沢駅から徒歩5分です。順路は単純ですから、直ぐに見つけられます。
お店の外観はこのようになっています。
開放的なお店です。右の小窓から、ベーグルを作る様子が見られます。
ケポベーグルズの店内
店の奥から入り口を見たところです。中に入ると分かるのですが、お店よりもキッチンの方が広くなっています(左に見えるのがキッチンへの入り口)。
店の中と通りからキッチンが見えるようになっています。一部ではなく、キッチンの全てが見えます。
キッチンの全てが見えるお店は、ラーメン店では結構あるスタイルですが、パン屋の場合には少ないと思います。一部しか見えない事の方が多いのではないでしょうか?
ベーグルを自分で作りたいという方には、格好の見学ポイントですね。
私も厨房で働いた経験がありますが、厨房内を完全公開できるほどキレイに保つのは、結構大変なのです。パンのように粉モノを扱う場合、凝固した粉を落とすだけでも結構な重労働です。
ケポベーグルのキッチンは、ダクトまでピカピカでした。こういうところに、オーナーの拘りって出るんですよね。
ケポベーグルズのベーグル
ケポベーグルズは伝統的な「NYベーグル」、オーナーが独自にアレンジした柔らかい「和ベーグル」、その他にもマフィンや、クリームチーズなどを売っています。
店に入ってすぐの所には和ベーグルが並んでいました。トングで自分で取ってから会計するようになっています。
一方でNYベーグルは会計カウンターの下のケースに収められています。これは店の人に頼んで取ってもらいます。
乾燥防止かな?
その他に、ベーグルに具をのせて焼いた「ピザベーグル」も売られていました。ピザベーグルは頼むとその場で温めてくれます。
ピザベーグルは和ベーグルで作られていました。
NYベーグルでの作り置きはちょっと難しいでしょうね。NYベーグルは温め方でおいしくもまずくもなりますが、一度焼いたピザベーグルをもう一回温めてしまうと、硬すぎておいしくなくなってしまいます。
その点、予め軟らかめに作られた和ベーグルなら、硬くなりすぎることがありません。
ケポベーグルズのNYベーグル
今回購入したのは、プレーン(2個)、オニオン(1個)、シナモンレーズン(1個)の3種。
あまり冷凍保存をしたくなかったので、数日で食べきれる量にしました。
それぞれを切ってみると。。。
シナモンレーズンベーグルを切った時に、シナモンのなんとも言えな良い匂いが、飛び出してきましたよ♪
オニオンベーグルの中身はプレーンと同じです。オニオンベーグルは、表面にオニオンチップを散らして焼いてあるので、一口かじった時の香ばしさが抜群です。
硬さはプレーンとオニオンは同じ位で、シナモンレーズンだけ柔らかめです。生地の色が違うのはシナモンパウダーのせいですが、ひょっとしたら生地自体も違えているのかもしれません。
或いは発酵時間を長くしているのかも。。。
いずれにせよ、「硬いベーグルは苦手だけど、NYベーグルは食べたい!」と思ったら、ケポベーグルズのシナモンレーズンを試してみて下さい。きっと気に入りますよ。
ケポベーグルズのベーグルサンド
ケポベーグルズではベーグルサンドイッチも作ってくれます。
今回は、ビーフパストラミサンドを買ってみました。
オーダーすると、1つ1つその場で作ってくれます。ベーグルの種類と、ベーグルを焼くかどうかを選べます。
ベーグルサンドを頼むなら、出来れば焼いてもらい、出来たらすぐに食べることをおススメします。
その方が格段においしいですよ。
私も本当は焼いてもらい、その場で食べたかったのですが、紹介用の写真を撮りたかったので持ち帰りにしました。持ち帰るまでに冷めてしまうと台無しなので、焼かずに作ってもらうことにしました。
ベーグルはこのように包んでくれます。一回包んで、包んだまま2つにカットし、別の紙でもう一回包んであります。この包み方が何とも懐かしい。これぞNYのベーグルランチって感じですね。
外側の紙を外すとこうなります。
おいしそうですね。
本当はこのまま紙を持って食べます。そうすると手が汚れません。
ですが敢えて包みを全部外してみました。
プレーンベーグルの表面がとてもきれいに焼けていますね。まるで食品サンプルみたい。。。
ちょっと行儀が悪いのですが、中を見てみます。
トマトはドライドトマトですね。逆さまになったベーグルに塗ってあるのは粗びきマスタードです。
ひっくり返して逆も見てみましょう。
マヨネーズが塗ってありました。
写真撮影は以上です。
それではいただきます。
かぶりつく前の一瞬。。。
ああ、しあわせ~
ケポベーグルズのベーグル評
ケポベーグルのNYベーグルは確かにNYの食感です。今回のベーグルサンドは写真撮影のために、あえて焼かずに持ち帰って食べたのですが、焼かなかったために、かなりの歯ごたえで、食べ終わる頃には顎の疲労感がすごかったです。たしかにNYのベーグルもこうでした。
しかし翌日プレーンベーグルを焼いて食べたところ、全く硬くなく、楽に食べられました。これもNYベーグルそのものです。嬉しくなります。
ベーグルって元々こうなのです。
温めたり焼いたり、好みの具を挟んだり。。。
ちょっとした手間をかけることで、格段においしくなる。だから自分の思い通りの味が作れる。
そんなベーグルが好きな私にとって、ベーグルはある意味引き立て役なのです。具の味を邪魔しないことが大切。
ベーグルに載せられるトッピングもそう。例えて言えば、サラダの上に振られたベーコンチップのようなものです。
そんな私にとって、主張し過ぎない、食べたいように食べさせてくれる、ケポベーグルはまさにNYベーグルす。
おいしい!
ケポベーグルズはNYベーグルの第一歩
NYのベーグルが好きなら、或いはNYのベーグルを知りたいなら、ケポベーグルズは外せません。ぜひトライしてください。
もしベーグルサンドを頼むなら、必ず焼いてもらってくださいね。そして冷めないうちに食べましょう。
お店には5席ほどですがイートインカウンターもあるので、そこで食べても良いですね。
遠隔地の方は、2か月おきくらいにお取り寄せの受付も行っていますので、そちらを試してみては如何でしょう。
詳しくは
次回は、ケポベーグルズの和ベーグルにチャレンジしてみます。
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