ニューヨーカー・ブランチの定番、ベーグル。
週末のカフェでは、ベーグルを楽しむ姿が多く見られました。
日本では女性の食べ物と思われがちなベーグルですが、本場ニューヨークでは全くそんなことはありません。 NYで見た、男性にも大人気のベーグルをおいしく食べる方法をご紹介します。
PICK UP
▼ベーグルリアン! 通販ベーグルもコストコベーグルもおいしく▼
ベーグルをおいしく食べるためのポイント3つ
ベーグルをおいしく食べるポイントは3つ。どのような食べ方をするにしても、この3つを分かっていれば、失敗することはありません。
ベーグルも保湿が必要です
ベーグルをおいしく食べるには、普通のパンよりも水分への注意が必要です。
ベーグルは普通のパンよりも生地の目が詰まっているので、水気が無くなると直ぐに硬くなってしまいます。
ベーグルをおいしいと感じないなら、先ずは水分を気にしてください。焼く時も、温める時も、保存する時も、水分を失わないように気を付けるだけでおいしくなります。
焼く時間はトーストより短く
(2分位)
電子レンジで温める時も他のパンより短く
(20秒位)
保存する時も水分を失わないように
(切らずにジップロックで冷凍)
これだけで格段においしくなります。
ベーグルはアレンジを楽しむパン こだわらないとおいしくならない
日本では食パン、バターロール、クロワッサンのように、そのまま食べてもおいしいパンが人気です。
しかしベーグルは少し違います。ニューヨーカーはベーグルをそのまま食べる事はあまりしません。たいてい何かを挟んで食べます。
定番のクリームチーズやサーモンだけでなく、みずみずしいシーフードサラダや、しっかりと味が付いたローストビーフなど、自分の好きな具材を挟んで食べることで、ベーグルの歯ごたえやもちもち感が生きてきます。
普段はそのまま食べてもおいしいパンが好きな方も、ベーグルを食べる時には、ぜひひと手間加えてみて下さい。
サンドイッチのように、好きな食材を色々と挟んで、楽しくおいしく食べるのがベーグルです。
ベーグルは自分なりのアレンジを楽しむパンなのです。
ベーグルがキレイに切れるナイフは必須
表面が少々固く、生地の目が詰まったベーグルをおいしく食べるには、切れ味の良いナイフが欠かせません。
切れないナイフでベーグルを切ろうとすると、アレンジに手間がかかるだけでなく、見た目にもおいしくなくなります。
包丁でも切れますが、お勧めはブレッドナイフです。
ブレッドナイフは、刃が長く柄がしっかりしたものを選んでください。
ベーグルは横に切ることが多いので、刃が長い方が使いやすいです。硬さもあるので、シッカリした造りのモノの方がスムースに切れます。
普段はあまり使わないナイフを使えば、気分も上がり、作るのが楽しくなります。
ベーグルの温め方 : サクッと? モチっと?
ベーグルは温めることでおいしさが増します。ですが温め方を間違えると、水分が飛んでしまい、固く食べづらくなります。
温め方のコツは、食感をイメージすること。
サクッと食べたいか、モチっと食べたいか、どちらにするかを決めてから温めて下さい。
ベーグルを焼いて サクッとさせる
サクッとした食感を楽しみたいなら、焼いて温めた方がBetter。
そのままトースターに入れて焼いても良いのですが、切ってから焼いた方がサクッとします。
ツナサラダなどの柔らかい食材を挟むときにも、ベーグルをサクッと仕上げれば、一層美味しく食べられます。
焼き時間は食パンより短めに。長く焼いてしまうと、硬くなりすぎてしまいますので注意してください。
ベーグルを温めて モチっとさせる
ベーグル独特のモチっとした食感が楽しみたいなら、焼くよりもレンジで温めて下さい。
ベーグルはもともと水分が少ないので、切らずに温めます。切ってから温めると断面から水分が抜けてしまうからです。
温め時間は短めに。温める時間は15秒~20秒くらい。 暖まり切らなかったら、あと10秒くらい足してください。
短時間でおいしく食べられるので、忙しい朝にはうってつけの温め方です。
ベーグルを上手に解凍する方法
ベーグルは冷凍保存が出来るので、解凍が必要な場合も多いです。冷凍食品として売られていることもあります。
上手に解凍すれば、作り立てに近い味を楽しむことが出来ます。
ベーグルの自然解凍
常温で解凍する場合には、解凍途中で水分が抜けるのを防ぐために、必ずジップロックなどで密閉してください。
解凍時間は室温にもよりますが、2~3時間です。
朝食に食べたいなら夜のうちに冷凍庫から出しておきます。
ランチに持って行きたいなら、朝冷凍庫から出して、そのまま持参します。
電子レンジを使った、ベーグルの解凍
上手に解凍すればレンジ解凍でも十分においしく食べられます。ベーグルを温める時と同じように、解凍でも最も大切なのは水分コントロールです。
表面が硬いベーグルをレンジで解凍する方法
先ずは表面が硬く焼かれているベーグルを解凍する方法です。コストコで売られているような、アメリカンテイストのベーグルはこの方法で解凍してください。
1.凍ったままのベーグルをかるく水にくぐらせる。
2.表面に付いた水を軽くぬぐい、ラップで軽く包む
3.電子レンジで温める(500wで60秒位)
このように温めれば焼き立てのような食感が戻ります。
もしこの方法で硬くなってしまうなら、冷凍時の密封が足りていないか、解凍時の暖め過ぎが原因であることが多いので、保存方法や解凍時間を調整してみて下さい。
解凍し終わったベーグルはそのまま食べても良いのですが、オーブンで2分ほど焼くと一層美味しく食べられます。
柔らかいベーグル、切ったベーグル、トッピングベーグルをレンジ解凍する方法
次に日本人向けに表面を柔らかく焼いてあるベーグルや、トッピングが付いたベーグル、既に切ってあるベーグルをレンジで解凍する方法です。
1.凍ったままのベーグルの全体に霧吹きで水をスプレーする
2.表面に付いた水を軽くぬぐい、ラップで軽く包む
3.電子レンジで温める(500wで60秒位 切ってある場合には30秒位)
この場合にも解凍後にトーストすることで一層美味しくなります。
ベーグルの種類
一口に「ベーグル」といっても実に様々な種類があります。
硬いベーグル or 柔らかいベーグル
パンには大変多くの種類があります。その中でも日本のパンは世界一柔らかく焼かれています。
ご存知の方も多いと思いますが、本場のドイツパンやフランスパンの表面は大変硬く、食べるというより”食いちぎる”といったほうがしっくりするものも多数あります。
そのような環境ではベーグルは決して硬いパンではないのですが、柔らかいパンが主流の日本では硬いと感じられてしまいます。
ベーグルが苦手と感じる方の多くが、この硬さを原因に挙げています。
ではどうすれば良いのでしょう?
硬さが苦手な方は、日本人が焼いたベーグルを試してみて下さい。
日本のパン屋さんは日本人の味覚に合った柔らかいベーグルを盛んに焼いています。
有名なコストコのベーグルは、ニューヨークのベーグル店「Einstein Bros Bagels」が監修していることもあり、本場の硬さで焼かれているので日本人には固めです。
もしコストコのベーグルはまずい、おいしくないと感じるなら、日本人が焼いているベーグルを試してみて下さい。
日本人が焼いているベーグルは、硬さを抑えている場合が多いので、コストコのベーグルよりもおいしく感じられるはずです。
トッピング・ベーグル
ベーグルには様々なトッピングが添えられます。
ガーリックベーグル
オニオンベーグル
サーモンを挟むならセサミかな? ローストビーフならガーリックだな、、、という風に、自分が最もおいしいと感じる組み合わせをイメージして下さい。
もし色々な食べ方を楽しみたいのなら、何も乗っていないプレーンベーグルをおススメします。
具入りベーグル
ベーグル生地に様々な具材を練り込んだベーグルです。
ベーグルはダイエットに効く?
ベーグルはダイエットに効果ありと言われますが、本当にそうでしょうか?
ひいき無しで比較してみました。
ベーグルは本当に低カロリー?
ベーグルの成分を他のパンと比較してみました。
プレーンベーグル (1個あたり) | 食パン (6枚切り1枚あたり) | バターロール (1個あたり) | クロワッサン (1個あたり) |
|
---|---|---|---|---|
カロリー | ||||
250kcal | 160kcal | 95kcal | 180kcal | |
脂質 | ||||
1g | 3g | 8g | 10g | |
炭水化物(糖質+食物繊維) | ||||
25g | 30g | 17g | 17g |
いかがでしょう?
「思ったより低カロリーじゃないな」と思った方は個数に注目してください。
表ではベーグルは1個、食パンなら1枚、バターロールも1個、クロワッサンも1個です。
この個数で食事が足りるならいいのですが、実際には如何でしょう?
ランチにクロワッサン1個。。。足りますか?
ベーグルはお腹いっぱい食べてもいい
食パンなら1枚、バターロールなら1個、クロワッサンでも1個でお腹いっぱいになるなら良いのですが、私には少し少なすぎます。
参考までに、私がお腹いっぱいになる量でのカロリー比較をしてみました。
プレーンベーグル1個 | 食パン6枚切り2枚 | バターロール3個 | クロワッサン3個 | |
---|---|---|---|---|
カロリー | ||||
250kcal | 320kcal | 285kcal | 540kcal | |
脂質 | ||||
1g | 6g | 24g | 30g | |
炭水化物(糖質+食物繊維) | ||||
25g | 60g | 51g | 51g |
如何でしょう。お腹いっぱい食べるとベーグルはかなりヘルシーです。これならダイエットにも効きそうです。
さらに注目して欲しいのは、ベーグルの腹持ちの良さ。
ベーグルはしっかりと噛んで食べなければならないので、満腹感があります。そして満腹感が長く続きます。
朝食にベーグルを取ると、昼食を軽く済ませることが出来ます。
この点がNYでも注目されていて、男性でもベーグルを好んで食べる理由にもなっています。
ベーグルを食べると間食が抑えられ、ダイエット効果が上がるだけでなく、間食による時間のロスも防げるのです。
ベーグルのおいしい食べ方4種
このように、魅力にあふれたベーグルですが、おいしくないと食べたくはなりません。
ここでは、ベーシックな食べ方の幾つかをご紹介します。
ベーグルトースト
ベーグルを水平に切って、高い温度で一気に焼くのがコツです。面倒でもトースターを温めてから焼いてください。
バターやチーズを乗せてから焼けば、さらにおいしく食べられます。
ベーグルサンド
好きな具をベーグルで挟む。これぞニューヨーカースタイルです。
軽くトーストしたベーグルに、クリームチーズ、ケーパー、スモークサーモンを挟むのが王道です。
これに拘らず、自分の好きな具材を乗せて楽しんでください。
ベーグルにあまり慣れていないうちは、少し水気のある具材を選んだ方が、食べやすくなります。
水気がある具としては、レタス、コールスロー、ツナサラダがおススメです。
ベーグルでフレンチトースト
スイーツ系が好きならば、フレンチトーストなどどどうでしょう。
但しベーグルの場合には卵液に1番漬けてから焼きますので、下ごしらえが必要です。
卵・牛乳・砂糖などで漬け液を作ります。その液に浸して冷蔵庫で一晩寝かせてから焼いてください。
焼いた後は、メープルシロップやジャムを乗せても良いですし、クリームやフルーツも合います。
ベーグルでピザ
ベーグルの生地を薄く切って焼くと、薄くてぱりぱりとしたNYピザとそっくりな食感になります。
薄く切ったベーグルを敷いた上にチーズやオニオン、サラミなどを乗せれば、小分けが簡単な食べやすいピザになるので、おつまみにも使えます。
ベーグルを使ったスイーツ
NYではあまりベーグルをスイーツとしては扱わないのですが、日本ではむしろこちらの方が人気があるように思います。
ベーグルの目的別おすすめレシピ
色々なシチュエーション別の食べ方をご紹介します。
ベーグルを簡単においしく食べたい
朝食など、時間が無い時ならトーストしたベーグルにクリームチーズを塗るだけでも、昼までもつ朝食になります。
時間に余裕があるなら、ハムとレタスを挟めば、栄養バランスもアップします。
ベーグルで満腹感MAX!
ベーグルを思いっきりヘビーに食べたいなら、ハンバーガー風にしてみて下さい。
具材はハンバーガーと同様にハンバーグ、野菜、チーズ、ピクルスやオニオンなど、好きなものを。
もともとベーグルは満腹になり易いので、ハンバーグやチーズを使えば1つでもかなり満足できます。
ベーグルをゴージャスに
ベーグルをオープンサンドにすれば、簡単にゴージャスに見せることが出来ます。
手がかかっているように見えますが、実際には食材を乗せただけです。具材を切る必要もありません。
但し、ベーグルは冷めると硬くなるので、時間をかけて食べるような場面で使うなら、柔らかめのベーグルを使うか、予め1口サイズに切っておいた方が無難です。
お弁当にベーグル
ベーグルはその硬さのおかげで、他のパンよりも潰れにくいので、お弁当にも使えます。洗い物が少なくて済むのも楽で良いです。
お弁当に持って行くときには、野菜などの少し水分を含んだ食材を挟んで、ラップでくるんで持って行けば乾燥が防げます。
クリームチーズ、レタス、ハムなどの潰れても問題ない食材を挟んで下さい。
もし食べる前に温めたいなら、具を別に持って行き、温めた後に挟めばOKです。
ベーグルでダイエット
ベーグルは決して低糖質ではないので、ダイエット向きとは言えませんが、少量で満腹感を得られるので、間食防止にはかなり効果があります。
間食を止めたいなら、ベーグルは役に立ちます。
また、野菜やチキンなどを挟むことで、高たんぱく低脂肪のメニューが簡単に作れます。
例えば、サラダチキンを使ったベーグルサンド。
様々な味のものが出ていますので、バリエーションも広がります。
健康的にダイエットしたいなら、毎日の食事に採り入れてみてはどうでしょう?
高たんぱくなメニューになりますので、筋トレなどにも効果があります。
ベーグルが美味しくない、まずい原因
「ベーグルってまずいよね」
そう感じたのなら、少し目線を変えてもう一度試してみて下さい。
ベーグルは硬くて食べにくい → 日本人のパン屋さんが焼いた柔らかいベーグルを試してみる
ベーグルのもさもさした食感が好きではない → コールスローのような水気の多い食材を挟んでみる。切ったベーグルにバターやガーリックオイルを塗ってトーストしてみる
ベーグルは味気ないと感じる → 自分の好きな食材を挟んでみる
ベーグルはパンのようにそのままで食べるより、何かを挟んで食べた方がおいしく食べれます。
ハンバーガーのバウンズと同じですから、お気に入りの具材を探してみて下さい。
ベーグルの保存方法
ベーグルの保存で最も注意しなければならないのは保湿です。常温で保管すると水分がどんどん抜けて、硬くぱさぱさになりますので、その日食べる分以外はすぐ冷凍庫へ入れて下さい。
冷凍する時は、ジップロックなどで密閉するのを忘れずに。
そうすれば1ヶ月程度はおいしく食べられます。
固くなったベーグルをおいしくする
ベーグルは常温で保管してしまうと直ぐに硬くなります。これは水分が抜けたことが原因。
では水分を足せば元に戻るのでは?
確かにそうなのですが、ベーグルの中まで水分を戻す事は出来ません。
硬くなったベーグルは、どれくらい硬くなったかで食べ方が変わります。
少し硬くなったベーグル
まだ中の水分まで抜けきっていない程度の少し硬くなったベーグルは、トーストすることで食べられるようになります。
決して電子レンジで温めないでください。電子レンジにかけてしまうと、更に水分を飛ばしてしまい、パサパサになります。
トースターを予熱し(重要!)軽く水をかけたベーグルを5分ほど焼くと、ある程度はもとのおいしさが戻ります。
カチカチ、パサパサになったベーグル
内部まで乾燥してしまったベーグルは、もうベーグルとは考えずに、思い切って別モノにして下さい。
おススメはラスク、ピザ、ガーリックベーグルです。
1.食べやすい厚さ(5㎜位)に切る
2.表面に無塩バターなどを塗る
3.グラニュー糖などを乗せてトースターで焼く
1.食べやすい厚さ(5㎜位)に切る
2.1.を平らに並べる
3.ピザソースやケチャップ、チーズなどを乗せる
4.トースターで焼く
1.お好みの厚さに切る
2.オリーブオイルとバターを温めて混ぜる
3.2をベーグルに塗る
4.3にガーリックパウダーを乗せてトースターで焼く
どの方法でも、表面がおいしそうな色合いになるまで焼いてください。
そうすればベーグルもパリパリになりおいしく食べられます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ベーグルは楽しんでアレンジするとおいしくなるパンです。
ポイントをまとめます
保存は
その日に食べる分以外はジップロックなどで密封して冷凍保存
解凍は
ベーグルの硬さに合わせて、水分を損なわないように解凍
食べる時は
モチっとさせたいならレンジで温める
カリッとさせたいならオーブンで焼く
どちらも食パンよりも短い時間で
合わせる具材は
自分の好きなものを、
慣れないうちは水分が多めのモノがおススメ
ダイエット素材を合わせるのも◎
自分のアレンジ次第でいくらでもおいしく食べられるベーグル。
ぜひお気に入りの食べ方を見つけて下さい。
こちらもどうぞ
ベーグルの食べ方 何を挟むか迷ったら。。。
コメント