ベーグルとは、硬めに焼き上げられた、穴が開いたパンです。よくドーナッツと間違われますが、ドーナッツはケーキで、ベーグルはパンです。作り方も材料もドーナッツとは全く違います。似ているのは形だけです。
さらにベーグルは普通のパンとも違います。パンの一種ではあるのですが、材料も作り方も違うのです。
NYでは大人気のベーグル。日本ではあまり目にしないパンですが、一般的なパンと何が違うのでしょう?
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ベーグルとパンの違いは?
べーグルの材料と作り方は、他のパンとは少し違います。
ベーグルの材料には、油分や乳製品が入っていない
先ずは、ベーグルの材料と食パンの材料を比べてみましょう。
ベーグルの材料: 強力粉、砂糖、塩、ドライイースト、水、
食パンの材料 : 強力粉、砂糖、塩、ドライイースト、水、バター、卵黄、牛乳
そうなんです。ベーグルには普通のパンには欠かせない、バター、卵黄、牛乳を使いません。ベーグルはヘルシーだと言われる原因一つは、バター、卵黄、牛乳を使わないので、動物性脂肪が含まれないことにあります。
ベーグルは焼く前にゆでる
ベーグルと他のパンとは作り方も違います。ベーグルと普通のパンを作る手順を比べてみると、このようになります。
普通のパンは、2回発酵させることで、生地を十分に膨らませて、ふっくらと柔らかに焼き上げます。ところがベーグルは1回しか発酵させません。それどころか焼く前にゆでることで、膨らみにくくしてしまうのです。発酵回数を減らすだけでなく、膨らみを抑えることで、表面が硬く、生地の目が詰まった、モチモチとした焼き上がりになります。
ベーグルの歴史はヨーロッパで始まった
パン生地を発酵させてから焼く製法は、古代エジプトで始まったと考えられていますが、ベーグルが生まれたのはそれよりもずっと後、17世紀のヨーロッパです。今でもポーランドではベーグルの原形と言われる、オブヴァジャネックというパンが売られています。
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ベーグルはダイエットに効く
ベーグルはその味だけではなく、ヘルシーであることからも人気があります。材料に油分が使われないことにくわえ、腹持ちが良く間食を防ぐことが出来るので、ダイエットに効果があると評判になっているのです。
ベーグルは 脂質・糖質・カロリー、全部低い
1食分の量を基準として、ベーグル、食パン、ごはんの1食分の栄養素を比べてみるとこのようになります。
プレーンベーグル1個 | 食パン6枚切り2枚 | ごはん1杯 | |
---|---|---|---|
カロリー | |||
250kcal | 320kcal | 252kcal | |
脂質 | |||
1g | 6g | 0.1g | |
炭水化物(糖質+食物繊維) | |||
25g | 60g | 56g |
ベーグルの脂質や糖質がかなり低いのが分かります。毎日の食事ですから、この差は絶大です。ベーグルをキチンと食べることで、健康的にダイエットを行えるのです。ただし、キャラメル・ベーグルやチョコチップ・ベーグルでは全く違った数値が出てしまうので、注意してください。
ベーグルは食べ過ぎや間食を防ぐ
栄養素の面だけではなく、食べる量についても、ベーグルはダイエットに向いています。ベーグルは硬さがあるので、しっかりと噛んで食べなければなりません。これがダイエットに効くのです。
しっかりと噛むとアゴから脳に「もういっぱい食べたよ」という信号が出るのですが、この信号は胃や腸が出す信号よりも早く出ます。胃や腸から出る信号は、実際に食物が消化され始めないと出ません。食べ始めてから時間がたたないと、信号が出されないのです。これが食べ過ぎてしまう原因です。
ですが噛むと出る信号は、体内に食べ物が入ると同時に出始めるので、食べ過ぎを防いでくれるのです。さらに満腹感が持続しやすいので、間食も防いでくれます。
ベーグルをしっかりと食べると、食事の量が減らせるのです。
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ベーグルはヘルシーで新しいパン
如何でしたでしょうか。ベーグルのことが少しお判りいただけたでしょうか。
ベーグルは決して有名なパンではありませんが、とても健康的なパンなのです。また、この記事では触れませんでしたが、様々な具材を挟むことで、さらにおいしく健康的に食べることが出来ます。
是非一度、ベーグルを楽しんでみて下さい。
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