NY生まれのベーグル文化。
日本ではまだまだですが、NYでは生活に欠かせないパンです。
せっかくなら本場のように、おいしく楽しく食べたいもの。ベーグルの様々な面を知って、レパートリーを増やして下さい。
ベーグルは普通のパンとどう違う?
ベーグルはパンの一種ですが、その作り方は独特です。
ベーグルの材料は食パンなどよりもフランスパンに近く、油分を加えません。ベーグルは材料からして硬く仕上がり易いパンなのです。
さらにフランスパンなら、焼く前に2回発酵させるところを、ベーグルは1回しか発酵させません。それだけでなく、焼く前に茹でて、焼いた時の膨らみを抑えてしまうのです。
このようにして作られたベーグルは、フランスパンよりも生地の目が詰まった、硬くて噛み応えのあるパンになります。
もともと油分を含んでいないだけでなく、噛み応えが有る事から普通のパンより早く満腹感が得られ、しかもその満腹感が長く続くという、お腹にもダイエットにもお勧めのパンなのです。
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ベーグルのおいしい食べ方
ベーグルをおいしく食べるには、ポイントが2つあります。
ベーグルを乾燥させない
ベーグルはもともと硬く焼かれている上に、油分が含まれないので、普通のパンより乾燥が早く進みます。
そして、いったん乾燥すると硬さが増してしまい、とても食べにくくなります。
おいしく食べるには、乾燥させないことがとても大切。
生地が乾燥しないうちに食べてしまうのが、おいしく食べるための1つ目のポイントです。
ベーグルに好きな食材を挟んで食べる
2つ目のポイントは、好きな食材を挟んで食べること。
ベーグルはそのまま食べるよりも、何かを挟むことで魅力が増すパンです。
本場NYでは、ベーグルをそのまま食べることは、まずありません。必ず自分のお気に入りの食材を挟んで食べます。
最も人気があるのは、クリームチーズやサーモンですが、それにこだわる必要はありません。
自分が好きなものを挟んで楽しんでください。
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ベーグルの保存方法、解凍方法
乾燥に弱いベーグルですが、冷凍保存には適しています。
油分が無いので変質しにくいだけでなく、表面が硬いので、冷凍してもボサボサになり難いのです。
冷凍しないベーグルは3日もすると硬くなって食べにくく、まずくなってきますが、上手に冷凍すれば、1ヶ月程度は保存できます。
しかし、冷凍と解凍の方法を間違えると、取り返しがつかないくらいまずく、硬くなるので注意!
「ベーグルはおいしくない」という方の多くは、間違った保管方法、解凍方法をしています。
ベーグルを買って来たら、次の日にまで食べる分以外は直ぐに密封冷凍する。
解凍の時には、水分が逃げないように解凍する。
この2点に気を付けるだけで、買ってきたときと同じ美味しさで食べられます。
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ベーグルのお店
ベーグルを売っているお店はどのお店も、ベーグル好きなオーナーが、生地から一つ一つ手作りで作っているお店ばかりです。
そのため、店によっては買いたくても買えないことがあります。人気店の場合には、1か月以上待たなければなりません。
日本各地にこだわりのベーグル店がありますから、是非お気に入りのお店を見つけて下さい。
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ベーグルのアレンジ
ベーグルほど自由なパンはありません。
お肉でも、魚でも、野菜でも、フルーツでも、
ヨーグルトや、卵焼きまで、
ありとあらゆるものを挟んで良いのです。
さすが人種のルツボ、NY生まれだけあります。
ベーグルサンドの一番人気はLOX(ロックス)。
LOXとはもともと加工サーモンのことですが、今ではクリームチーズとスモークサーモンを挟んだベーグルサンドを表す言葉になりました。
それ以外にも、ツナサラダや、パストラミビーフなど、思い思いの食材を挟んで楽しむ。
それがベーグルの食べ方、楽しみ方です。
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ベーグルが買えるスーパーマーケット
ベーグルは、あまりお目にかかることが無いので、日本人の食卓にはあまり馴染みがありません。
ベーグルが買えるスーパーマーケととしては、コストコが有名ですが、コストコ以外にも、ベーグルを売ってくれるお店が増えてきました。
海外の食材の人気が高まってきていることもあり、成城石井や、カルディコーヒーファーム、業務スーパーなどではベーグルが買えるようになってきました。
これまでベーグルになじみが無かった方や、食べたくてもなかなか手に入らなかった方も、少しずつですが、買い易くなってきています。
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ベーグルの作り方
ベーグルは普通のパンよりも少ない材料で作れます。
また、発酵させる回数も1回しかない(普通は2回)なので、短時間で簡単に作れるパンなのです。
一般的な材料は、強力粉、ドライイースト、塩、お湯とぬるま湯です。
慣れれば30分くらいで完成させることも出来ます。
硬さを調整したくなったら、発酵の回数を増やしたり、発酵時間を長くすれば柔らかいベーグルになります。逆に発酵時間を短くすれば、硬くなります。
朝食にできたてのベーグルを食べるのも決して難しいことではありません。
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まとめ
ベーグルは、NYを代表するメニューです。
多くの人種が行きかう街で生まれたため、その食べ方も実に様々。その自由さと、懐の深さがNYとそっくりです。
ですからあなたも「美味しいかも?」と思うものなら、何を挟んでもOK!
あなたも自分だけのお気に入りの楽しみ方を見つけて下さい。
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